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糖尿病専門外来半年間の成績(平成12年11月)

平成12年5月6日土曜日岡村一心堂病院で糖尿病専門外来が発足しました。

完全予約制とし、医師、看護婦、栄養士、薬剤師、検査技師、理学療法士によるチーム医療により、患者さんの診療に携わりました。糖尿病教室は交代で講義をし、食事会では栄養士の皆さんのアイデアで楽しく学びながら食事をしました。時には外来での患者さんとマンツーマンで1時間以上もお話をするメンバーもいました。ほとんどの患者さんは一生懸命に私たちの説明を理解しようとつとめられ、またそれを実行されました。毎月検査するHbA1cの値にドキドキされながらもデータが良くなっていくことを楽しみに通院されました。糖尿病手帳に記入される数値やグラフで一喜一憂しながらご自身の生活習慣を改善され、良くなって行かれることを実体験されることが糖尿病治療の最大の励みであり成功の秘訣です。またHbA1cが治療目標値に達しても、それをキープする事も患者さんにとっては大変なことですが、長い糖尿病治療にとって最も大切なことです。この半年間の成績を振り返ってみたいと思います。

糖尿病専門外来に予約された患者さんは61名です。そのうち4ヶ月以上通院された48名の方でHbA1cの値をまとめてみました。

A.コントロール良好をキープされた方 17名

B.HbA1c の値が7以上がコントロール良好になった方 24名

  そのうち

  1. 短期間入院され治療をされた方 8名
  2. 外来でのみ治療された方 16名
C.治療域に達しないけれど改善された方 4名

D.改善の無かった方 1名

E.悪化した方 2名  でした。

図1に円グラフを示しました。A,B,Cを合わせて94%の有効率です。

治療による改善率は90%(B+C/B+C+D+E)です。

外来中に良く経験する事ですが、治療目標値をキープされた方の中には悪くなりかけた時生活習慣を反省されまた目標値に落ち着いた方が図2のグラフからも読みとれます。

図3のごとく、短期間入院された方は糖尿病チームとの勉強と、食事療法、運動療法、インスリンの短期間使用等を集中的に行うことにより非常に良い成績を残しておられます。この中には外来でインスリン治療を受けておられていて十分な成果が上がらず、入院され短期インスリン強化療法を受けられ退院される時はインスリン注射をやめ経口剤に切り替えて、外来で目標値に達した方も二人いらっしゃいます。飲み薬が効かなくなった場合(SU 剤の二次無効)などで悪くなった方は、再教育も含めて入院治療をおすすめいたします。


図4、図5でみられますように、外来で治療を受けられた方も改善されていますが、短期入院より明らかに時間がかかるようです。

このように糖尿病専門外来の成績を公開する事により、患者さんご自身の治療のご参考にして頂きたいと存じます。また糖尿病診療チームとしてはおのおのの患者さんに対して個別に対策をとることが出来ると思います。

図6の患者さんには特に重点を置いて対策を患者さんと共にとらなければならないことがわかります。
 

治療目標に達することがまず大切ですが、さらにそれをキープすることも、恐ろしい合併症の進行を阻止し、予防するために重要です。糖尿病は手術して一気に治すというものではありません。患者さんご自身が治療の大切さを良く理解され、ご自身で治療を進めていく気になっていただくことが大切です。私たち糖尿病診療チームは一生懸命お手伝いさせて頂きます。

                     平成12年11月    中島弘二


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